スロー・ツーリズムの新しい提案
温泉、料理などで「五感へのもてなし」を追求

「三余庵」。この名は十勝・帯広の開拓に力を尽くした依田勉三の師、土屋三余に由来しています。土屋三余は伊豆の松崎町で私塾を開き、その名を「三余塾」としました。「三余」とは、書を読む時は「三余」をもってすべし。「冬は『歳』の余り、夜は『日』の余り、雨は『時』の余り」という故事の教えです。
心のゆとりとも言える「三余」のような、くつろぎの時間と空間がここにあります。
「歳」を忘れ、「日」をのんびりと、そして「時」をゆっくりと過ごす。そんな三余の心を味わってください。心と体を解きほぐし、本当のやすらぎと癒しの時をお過ごしいただけるでしょう。

 
<建物の概要>
鉄骨3階建て一部4階建て、延べ床面積1687平方メートル
外壁は飛騨・郡上八幡の焼杉を使用、北外壁は菱葺で日本の伝統的文様である市松模様です。
設計/象設計集団(音更町字然別北8線西45) 
施工/大成建設
客室/11室
象設計集団/日本を代表する設計集団。1990年、音更町に事務所設立。同年、「ドーモ・チャンプル」で第1回日本デザイン大賞受賞。沖縄・名護市庁舎(日本建築学会賞)、石川県の縄文真脇温泉(石川県景観賞大賞)などの設計で知られ、その斬新なデザインは、国内外から高い評価を得ています。
 
<ロビーラウンジ>
十勝の自然を表現
竹と自然木がテーマ。十勝・清水町羽帯の十勝千年の森から切り出した「ハンノキ」「ヤナギ」を用いて十勝の風景を表現。床材には三州(愛知)いぶし瓦に波紋をつけ、湯や水を表現しました。
左官職人の確かな仕事
壁は、「桂離宮」の修復も手掛けた日本を代表する左官職人・久住章氏が赤土(兵庫)、黄土(大阪)、聚楽(京都)、浅黄(淡路)の4つの土を使って「和」の空間を創出。客室・リビングの漆喰壁も久住氏が手掛けました。
久住 章/京都の数奇屋専門左官卯田惣次に師事した後、独立。1985年から12年間、ドイツ・アーヘン工科大学講師。1991年、左官職人グループ「花咲か団」を設立。主な仕事に京都・桂離宮の修復、「湘南文化センター」「淡路島・久住ゲストハウス」「トーキョーワンダーサイト」「札幌メディアパーク・スピカ」など多数。日本を代表する左官職人。
 
【第一ホテル・十勝川温泉について】
十勝毎日新聞社の創業者が湯脈を発見
十勝川温泉は、第一ホテル代表取締役社長 林文昭の祖父・林豊洲(十勝毎日新聞社創業者)が昭和6年(1931年)、湯脈を発見し、命名したのが始まりです。その後、豊洲の子、林克己が昭和32年(1957年)、十勝川温泉クラブ(第一ホテルの前身)として、客室10室で旅館業を始めました。
昭和52年(1977年)、59年(1984年)に増築を行い、平成4年(1992年)に第一ホテルの新館として「豊洲亭」を開業、現在に至っています。